ケサランパサランとアザミの違いって何?

ケサランパサラン
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ケサランパサランを知っていますか?1度は聞いた事がある方もおられるでしょう。

このケサランパサランは江戸時代以降の民間伝承上の謎の生物といわれていて白い綿毛のようなふわふわとした不思議な生き物なのですが伝説の生き物なのか植物なのか様々な説があって実際の所、よく分かっていません。

また、ケサランパサランに似ていると言われていて様々な説の中の1つである植物がアザミです。この不思議な正体不明なものと植物の違いを探っていきましょう。

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ケサランパサランの正体は?

不思議なケサランパサランですがアメリカではエンゼルヘアー、ゴッサマーと呼ばれ、サンスクリット語では袈裟羅、婆裟羅(けさら・ばさら)が語源になっているという説があります。

このケサランパサランの正体にもいろいろな説があってガガイモの種の綿毛、アザミの綿毛、動物の毛玉、たんぽぽの綿毛の一部など様々なのです。

とにかくケサランパサランのような感じがするものを見つけて、ケサランパサランと呼んでいるので今の所は正体不明です。イメージとしては綿毛のふわふわとした感じが特徴的なのですが本当の正体は何なのでしょうか?

ケサランパサランの正体と言われている植物の種子説では、植物性があるとされています。タンポポのように綿毛を飛ばす植物は沢山存在します。しかし、ガガイモやアザミの綿毛は毛足が長くて種を中心に白い毛が広がるので白い球形に見えます。場合によっては途中で種だけ落ちてしまって綿毛だけ浮遊する事もあり、種の重さがないので白い毛玉がふわっと飛んでいるように見えるのです。この事からケサランパサランの正体は植物の種子であるとされているのです。

また、ケサランパサランの正体と言われている動物の毛玉説では動物性があるとされています。タカやワシなどの猛禽類がウサギなどの小動物を食べ、消化されなかった毛を体内からまとめて吐き出します。これをリペットというのですが、猛禽類が吐き出したペリットが木の上の方から落ちてくる感じを見てケサランパサランの正体は動物の毛玉であると言われたのです。

山形県鶴岡市の加茂水族館でにケサランパサランと思われるものが展示されていて「ワシなどの猛禽類がウサギなどの小動物を食べた際に排泄される毛玉である」と説明もされています。

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アザミの正体は?

アザミ 正体

春に日本の野山で見かける事が多いのがアザミです。アザミの花は筒状になっている小さな花の集合体なのです。

赤紫の花の印象が強いですが白の花もあり、山菜としても食べられるし薬草にもなる植物なのです。葉などにトゲが多く、触ると痛いので「きれいな花には棘がある」と言われる花の仲間なのです。

 

アザミの名前は、驚かせるや興ざめするという意味の「あざむ」が由来となっていて花を摘もうとするとトゲに刺さって驚いてしまう事から名付けられたそうです。

そんなアザミがケサランパサランではないかという説があり、なぜそう言われているのでしょうか?

アザミの開花時期は3~7月であり、開花した後にタンポポのような綿毛になるのでケサランパサランの正体がアザミだと仮定すると出現するのは、それ以降になります。

アザミの種子は長い毛状のようなものがついていており、寒い地域には春頃、暖かい地域には秋頃に白い綿毛が飛んでいます。このアザミの白い綿毛の感じがケサランパセランではないかと言われているのです。

アザミの開花時期が3~7月であり、7~8月頃にアザミが咲いた後の綿毛をよく見かけるのでケサランパサランの正体はアザミ説も有力ですね。

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ケサランパサランとアザミの違いについて

ケサランパサランやアザミの違いについて説明していきます。ケサランパサランは正体が良く分かっていないタンポポの綿毛のようなふわふわとした感じの謎の生物で、アザミは実在する植物です。又、ケサランパサランは、見ると人々の幸運を運んでくるとされ、縁起がいいものとされています。

ケサランパサランとケセランパセランの違いは、正式名称が決まっていないので発音が似ているために起きたどちらも正しい表現です。ケサランパサランとケセランパセランという言葉の意味や由来も定かではなく、スペイン語でケサランパサラン=なるようになるという意味として使われています。

一方でアザミは実在するキク科アザミ属の1種の花です。ケサランパサランと見た感じが似ているのでアザミがケサランパサランの正体であるとする説があります。ケサランパサランは実態がわかっていない架空の物か生物と認識しておき、アザミは実在する植物として理解すると良いでしょう。

まとめ

ケサランパサランは白い綿毛のようなふわふわとした不思議な生き物なのですが伝説の生き物なのか植物なのか様々な説があってよく分かっていない正体不明なものです。

その一説であるアザミは実在する植物ですが植物性説や動物性説などの様々な情報が飛び交う中で、見ると幸せになるとも言われているので人々に夢と希望を与えてくれているのかもしれませんね。

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