育てていたひまわりの葉っぱの部分が変色して枯らしてしまったり、今まで調子良く育っていたのに突然元気がなくなり倒れてきたりする事があります。
枯れてしまったという結果には、様々な原因があります。元気がなくなったひまわりをしっかりと観察して、復活させる対策についてご紹介していきましょう。
ひまわりが枯れてしまう原因は？
ひまわりの葉っぱが枯れたり黄変する原因は、環境・病気・害虫などの様々な理由があります。環境的には日当たりと水はけの良い所を好んで乾燥が苦手です。大きく育つので根張りも必要な事から、土壌は有機質に富んだ肥沃で耕土の深い所が最適です。いろいろな事が原因となっていますので、元気に育っている場合は事前に気がつけるように気を配りましょう。
水切れに数回なるとひまわりの葉っぱは下葉から黄色くなり、葉縁から褐色になって枯れてしまいます。又、プランターでの栽培時にも日照不足と水の過不足で、配給と吸水のバランスが取れていないと根腐れも起こしてしまいます。
肥料の吸収効率は良いとされているひまわりですが、根がよく張るので肥料食いの性質があります。ですから肥料が少ないと下葉から色が悪くなって、黄みを帯び出すと徐々に葉を落とします。その他に、大きく株が茂って密植ぎみの時も下葉への日当たりが悪くなるので葉色が黄化してくる事があります。
ひまわりは環境にも気を配らなくてはならず、高温で乾燥するとハダニが葉っぱの裏に発生しやすくなって吸汁します。葉色は針でつついた様に色抜けしますが、被害が進むと白っぽくかすり状になって葉を落とすのでしっかりと観察してあげましょう。
枯れたひまわりを復活させる対策とは？
ひまわりは移植などによる芽の損傷に非常にデリケートです。細心の注意が必要になりますが、移植の失敗で枯れた場合のひまわりの復活は厳しいです。又、下の葉が枯れてしまう現象が起き、枯れているように見えるのですが実際は元気な場合があります。その現象は上の方の成長の為に自ら枯れていく性質から起こるので上の葉っぱが元気であれば、こちらは心配いりません。
肥料食いのひまわりは肥料が少ない事が枯れる原因になるので植え付け前に堆肥を混入し、元肥として化成肥料を1㎡当たり50～100g程度施しておきます。生長に応じて月に1回追肥を1㎡当たり20～30g程度施します。それから、水切れも枯れる原因になるので水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと行うように心掛けます。
過湿や風通しの悪さによっても病気や害虫による影響を受けやすくなるので、植える時点でしっかりと対策を行っておくと管理が楽になります。葉っぱが枯れないように育てると、きれいな花を咲かせる事ができますよ。
ひまわりの病気と害虫について
育てているひまわりの葉っぱが枯れてしまう原因として、病気や害虫も考えられますので予防や対策をご紹介していきます。病気の場合は比較的早めの発見で対応可能ですので、ひまわりのかかりやすい病気と対応方法をご紹介します。
病気
✅黒斑病
下の葉っぱから発生し、5mm前後の黒い斑点ができます。進行すると全ての葉が枯れてしまいますので、消毒液の散布と感染した葉っぱを取り除くことで復活します。
✅ベト病
葉っぱに褐色の斑点ができる症状が出ます。この病気も最終的には枯れてしまいますので感染してしまった葉っぱを取り除いたり、ベト病用の薬を散布する事で良くなります。
害虫
✅ハダニ
葉の裏に白っぽい小さな虫が多数ついているのを見かける事があります。これは、ハダニという害虫で被害が拡大すると葉が枯れてしまいます。ガムテープでとりのぞくか、薬剤を使用して駆除するなどの対策を行うようにしましょう。乾燥した環境を好むので、葉の裏に霧吹きで葉水をしてあげる事で害虫予防になります。
✅なめくじ
梅雨時期に見かける事が多くて発生しやすいのがなめくじです。 ひまわりの芽や葉を食べてしまう事が原因で葉が枯れてしまうのです。発見したら、塩水をかけたり薬剤を使用するなどして駆除をこまめに行うようにしましょう。駆除対策をしっかりとする事で被害が広がらないように予防すると良いです。
✅ヨトウムシ
蛾の幼虫で夜に活動して葉をよく食べる習性があります。 葉がすぐになくなるほどよく食べるので放置しておくとひまわりの葉がなくなり、枯れる原因になります。 日中は活動していないので見つけるのが難しく、薬剤を使用して予防すると良いです。
まとめ
ひまわりを育てていると、突然元気がなくなって枯れてしまう事があります。そうなる事を防ぐためにも、原因と対策を理解しておく事が大切です。環境、病気、害虫などの様々な理由が絡み合って枯れてしまう事もあるので気をつけましょう。ひまわりの葉っぱが枯れないように育てる事がきれいな花を咲かせるポイントですので楽しんで栽培をしてみてくださいね。
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