ダリアの花言葉は「華麗」「優美」という意味があり、その他にも「気品」「優雅」という花言葉がダリアにはつけられています。これらは、ダリアの美しい花姿が由来になっているといわれています。
一方でダリアにはネガティブな花言葉があり「裏切り」「移り気」「気まぐれ」などの意味もあります。ダリアは古来より世界中で親しまれているポピュラーな花であり、品種改良が重ねられて今では3万種を超えています。木のように育つ皇帝ダリアやチョコレートの香りを楽しめるユニークな品種もあります。
しかし、ダリアの花には毒があるという話を聞いた事がある方もおられるでしょうが、昔はこのような事が言われていました。原産地のメキシコでは食用とされていた時代もあり、謎は深まるばかりです。それでは実際にダリアの花には毒があるかを探っていきましょう。
ダリアの花の毒性について
ダリアの花には毒があると昔はよく言われていたようですが実際にはダリアの花に毒性はありません。同じく茎にも毒性はないのですが、ダリアの球根に毒があるといわれていた事もありました。しかし、原産国のメキシコでは食用ダリアが栽培されていたり日本でも球根の食用が試みもされています。ダリアの花には毒があるといわれていた事から、ダリアを触った後に必ず手を洗うという方もいます。
ダリアの花の葉の毒性について
大輪の花火が夜空にたくさん打ち上げられるように咲くダリアを見れば誰もが華やかな気持ちになりますよね。しかし、ダリアの花には毒があると言われていたのでダリアの葉などを触った後にも必ず手を洗う方もいるようです。しかし、花と同じようにダリアの葉にも毒性はありません。一般的にキク科の植物は無害とされていますので、ダリアは日本に入ってきたばかりの頃に球根が高価であった事から盗難防止の為にそういわれていたようです。
ダリアは食べれるの?
ダリアの原産地はメキシコであり、国花に指定されています。元々はメキシコの原住民の間でダリアは食用とされていました。花の部分ではなく根の部分を食べていたのですが、植物繊維が豊富に含まれているので食料としては高価なものとされていました。見た目は白いサツマイモのようですが、キク科の植物なので食用菊と同様に花や葉をサラダなどにして食べる事もできますし、天ぷらにしても美味しく食べられます。また、ダリアの球根はきんぴらにしても食べられます。イタリアでは日本の食用菊と同様に端の部分をおひたしや飾りにして食べる事もあるそうです。
最近ではエディブルフラワーといって、食べられる花と訳されるように毒性のない生でも食べられる食用花全般の事をいいます。カリフラワーやミョウガなども含まれていて一般の家庭に並ぶ事もあります。高い栄養素もあり、西洋では果物や野菜と同じ感覚で食べられていて注目を集めています。しかし、同じ種類でも園芸用に栽培されて農薬が使われた花もあるので農林水産省が定めたガイドラインに基づいて食用として栽培されたものだけが安全に食べられます。エディブルフラワーには2種類のタイプがありハーブティーやクッキーなどに使用する事が多いドライタイプとサラダや天ぷら、ケーキなどに使用される生花タイプがあります。
ダリアの根はサツマイモのように肥大化しているので一部の地域では食用にしているそうですが食用のジャガイモに比べると繊維質で美味しくはないそうです。また、ダリアの球根にはイヌリンという多糖質の物質が含まれているので食べ過ぎるとお腹が緩くなったり、腹部膨満にもなるので食べ過ぎには気をつけましょう。
まとめ
ダリアは古来より世界中で親しまれているポピュラーな花です。品種改良が重ねられて今では3万種を超えるともいわれています。ダリアの花には毒があると昔はよくいわれていたようですが、実際にはダリアの花や葉には毒はありません。同じく茎にも毒性はなく、ダリアの球根に毒があるといわれていた事もありましたが原産国のメキシコでは食用ダリアが栽培されていたり日本でも球根の食用が試みもされています。一般的にキク科の植物は無害とされていますので日本に入ってきた頃は球根が高価なものであった事から、盗難防止のために毒があるといわていたのでしょう。
また、花や葉は天ぷらにしたり球根部分はきんぴらにしても食べられるそうです。最近ではエディブルフラワーといって食べられる花と訳されるように毒性のない生でも食べられる食用花全般の事で、ダリアもエディブルフラワーとして人気があります。ダリアの球根部分にはイヌリンという多糖質の物質が含まれているので食べ過ぎるとお腹が緩くなったり、腹部膨満にもなるので食べ過ぎには気をつけましょう。ダリアには毒があるかもしれないといわれていましたが実際にはありませんので、安心して綺麗なお花であるダリアを観賞したり食したりして存分に味わってくださいね。
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