シランの花後のお手入れ方法とシランの種類は??増えすぎた時の対応について

シラン 紫蘭(シラン)
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ラン科の植物は人気があり、たくさんの種類があります。春になると白や紫、ピンク色などの花を咲かせます。

シランはラン科の中でも丈夫で育てやすく、ガーデニングを楽しみやすいです。今回は、シランの花後のお手入れ方法や種類、増えすぎた時の対応などについてご紹介しましょう。

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シランの種類について

シランは一般的な種類から、あまり流通していない種類まで沢山の品種があります。赤紫花の普通種、白花種、白の斑入り種が一般的な種類になります。

それでは、様々なシランをご紹介しましょう。

白花紫蘭

シランの白い花を咲かせる種類です。清楚で美しい雰囲気があり、別名「白蘭(ハクラン)」とも呼ばれています。花の中心がうっすらとピンク色になっているものもあり、魅力的です。

白花紫蘭

口紅紫蘭

リップの先が赤紫色に染まる種類です。白花の種類と違って繁殖力が少し弱めです。白い花の中心が、淡いピンク色に染まっている事から口紅を塗ったように見えるとして名付けられた品種です。

口紅紫蘭

斑入り紫蘭

葉に斑が入った美しい種類です。丈夫で地植えにすると、たくさん増えます。

斑入り シラン 葉

覆輪紫蘭

葉に白い斑が入った種類です。開花期になると、真っ白や中心が紫色になっている花を咲かせてくれます。

覆輪紫蘭

黄花紫蘭

中国南西部に多く見られる黄色や薄いオレンジ色の花を咲かせる種類です。通常の紫蘭よりも小さくて紫蘭と黄花紫蘭を交配させて作り出された品種は「小白及」と呼ばれています。

黄花紫蘭

アマナ蘭

淡いピンクの花色で、中心が黄色く染まる小さな種類です。台湾と中国で多く見られ、漢方薬の材料としても使われています。紫蘭と交配させて「アマナ紫蘭」という品種が作られました。

アマナ蘭

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シランが増えすぎる原因とその対応

シラン 増えすぎ

シランがたくさん咲いた姿は綺麗なのですが放置しておくと増えすぎてしまう事があります。シランの特徴を知り、原因や対応を学んでいきましょう。

それではシランの特徴(増やし方)をご紹介します。

シランは、分球や株分けという方法で増やす事ができます。又、一般的ではありませんが、種まきでもできます。

分球

分球とは親球の横に新しくついた子球を切り離して数を増やしていきます。球根植物の増やし方として一般的な方法ですが人為的に切り分けて増やす方法もあります。

分球→地下球は毎年分球しながら増えるので芽がついている事を確認して地下球を分けます。芽のない古い地下球でも、植えておくと大体発芽して2年目には花をつけます。

株分け

株分けとは親株から根や茎を切り離して新しい株を作る方法で、クリスマスローズやいちご、ポトスなどの冬になっても根は枯れず毎年花を咲かせる植物(宿根草)に向いている増やし方なのです。また、老化した植物を若返らせる効果もあります。

株分け ⇒ 10月が最適です。芽のついているバルブが2~3個で一株になるように株を分けていくので割るか清潔なナイフで切り分けます。あまり細かく分けると翌年に花が咲かなくなるので注意しましょう。

種まき

晩秋から冬に粉のような種が熟してはじけます。採種して親鉢の根元にまいておくと、夏には小さな芽が出て約2~3年で開花します。

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シランが増えすぎた時の原因と対処法

植えたシランが年々広がって他の植物の領域にまで増えてしまう事があります。丈夫なので沢山咲いた時の花は綺麗なのですが、増えすぎると他の植物にも影響する事があります。

シランは地下茎で繁殖するのでこういった場合は、根は浅いので波板を地面に打ち込んで繁殖を抑えるなどの対策が必要になりますが、丈夫で育てやすいのですが近年の開発や乱獲で野生種の数は激減してしまい、準絶滅危惧種に指定されています。

栽培に手間がかからないのでガーデニングにはよく用いられています。しかし、自然界で育ったものを目にする機会は殆どありませんので自然でシランを見つけた時はそっと見守ってあげてください。

シランの花後のお手入れについて

花後は葉がワサワサして、とても場所を取ります。多すぎるように感じることもありますが、葉を切る必要はありません。

シランに限らず宿根草の花後の葉は、光合成をして養分を作って身体に蓄えています。この貯蔵養分がないと、真夏や真冬の環境に耐え切れず枯れたり来年の花芽作りや身体作りに支障が出ます。ですから、花茎は切っても良いが、葉は光合成に必要なので切る必要はないという事を覚えておきましょう。

チューリップの育て方の原理と同じで 秋には葉が黄ばんで枯れ始めます。その頃に葉を除くのですが、それまでは翌年のためにそっと見守ります。シランも季節が秋になると葉が枯れ始めるのでそうなった頃に葉を取り除いても良いでしょう。

人間にとっては花の咲く時期が全てかもしれませんが、植物にとっては花の咲くスケジュールのうちの一つに過ぎませんので理解をした上で管理してあげることが大切です。

まとめ

ラン科の植物は人気があってシランも春になると白や紫、ピンク色などの花を咲かせて、種類も豊富なので人々を喜ばせてくれます。

花が咲き終わった後の花後のお手入れ方法や増えすぎた時の対応などにも気を配り、植物の特徴を理解した上でガーデニングを楽しめるといいですね。

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