春から秋の時期に花壇を華やかにしてくれるのがマリーゴールドで、太陽のような黄色やオレンジ色の明るい花を咲かせてくれます。
花言葉は「勇者」「健康」「可憐な愛情」「真心」などがあり、マリーゴールドのイメージにぴったりですね。
また、コンパニオンプランツといって一緒に植えると互いの性質が影響し合って病害虫が抑えられ、元気に育つようになる植物の事をいうのですがマリーゴールドはその役割も果たしてくれています。
様々な植物との相性も良く、植えておくと植物の根を侵してしまうセンチュウ被害も防ぎます。こんなにも明るく太陽のような花なのに虫除け効果もあるなんてすごいですね。
初心者の方でも簡単に育てやすいので種の取り方や収穫時期、育て方などをご紹介していきましょう。
【マーリーゴールドの種の取り方】
種取りは花が咲ききって2~3週間するとグリーンの花がらが黄緑になり茶色に変化します。カサカサになり、折れている感じの状態になるのです。それをバラバラにすると枯れた花の中にある黒っぽくて長細い形状の種が現れ、先が白いのが特徴です。
取り方は指などで引っ張ったり、手で花がらを揉みほぐすと種をたくさん取る事ができます。タイミングが悪いと発芽しない種が取れる事もありますが、この種をまいても芽は出ないので気をつけましょう。タイミングが良ければ大量に取れるので種の収穫を楽しめると良いですね。
ちなみにマリーゴールドの良い種と悪い種の見分け方ですが、見ても分からない場合は触ってみましょう。種の黒い部分を少しだけ力をこめて摘まみます。その時に抵抗があり、折れないのが良い種で曲がるのが悪い種なので分かりやすいです。
6~7月までなら種を取り種まきをして秋に咲かせると良いですし、保存して来春に種まきをしても良いでしょう。
【マリーゴールドの収穫時期】
マリーゴールドは管理の手間が少なくて育てやすい花ですが、長く開花を楽しむにはちょっとしたコツが必要です。それでは、たくさんの花を咲かせる方法もご紹介します。
マリーゴールドは5~11月に開花します。開花を長くする方法として「花がら摘み」があります。枯れた花をそのままにしておくと種を作り始めてしまい、次の花を咲かせるための
栄養がとられてしまうので株元や葉の上などに落ちている花がらを回収するように心掛けましょう。
その他にも「切り戻し」があります。そのままにしておくと1度しか花を咲かせないのですが1度目の開花が終わった後に切り戻しをすることにより、風通しを良くして2度目の開花を促す事ができます。
極端に暑い時期を避けるようにして春に種をまいた場合は真夏になる前の7月頃や、涼しくなる9月頃に行うと良いです。
花が咲いたら切り花としても楽しめるので、花瓶に水を入れてお部屋に飾るのも良いですね。
【マリーゴールドの育て方は?】
①マリーゴールドを育てるなら、苗植えの1~2週間前から事前に土を作りをする
鉢植えの場合は赤玉土7:腐葉土3の土に少しだけ化成肥料を混ぜて1週間寝かせます。肥料の入った市販の花草用培養土を使用する場合は土作りは必要ないです。
育て方の手順
・1~2週間で土作り
・苗を植える
・花が咲く
・枯れるまで花を放置する
・種をとる
②マリーゴールドを鉢で育てるには苗を購入するか、種や挿し木から育てた苗を用意する
苗を植えるのに適しているのは4~6月になりますので鉢植えを楽しみましょう。
鉢植えの手順
・苗より大きめの鉢を準備する
・鉢底に軽石を入れて土を⅔程度入れる
・ポットから出したら根を優しくほぐす
・鉢のまん中に苗を静かに置く
・まわりを土で固めてから水やりをする
③マリーゴールドを育てるには水やりや追肥、環境にも気を配る
・鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら鉢底から流れる位の水をたっぷりとあげましょう。
・追肥の量に関しては、液体肥料は茎や葉を成長させる窒素成分が多く含まれているので花つきが悪くなります。よく成長する4~10月に2~3回薄めた液体肥料をあげると良いです。
・日の光が大好きなマリーゴールドでなので建物の南側などの日当たりが良い場所に植えると良いです。
④マリーゴールドを育てるにはアブラムシやハダニの害虫対策にも気をつける。
マリーゴールドを育てるには、アブラムシの発生やハダニの発生に注意をしましょう。新芽や茎についているのを発見したら、すぐに対策を行いましょう。
・アブラムシ対策には肥料と殺虫剤が混ざっている薬剤を株元に散布しましょう。
・ハダニ対策としては気温が高くなり、乾燥すると発生しやすい害虫なので予防として葉に 霧吹きで水をかけておくと良いでしょう。
【まとめ】
太陽のような明るい花を咲かせてくれるマリーゴールドの花は初心者の方でも簡単に育てやすいです。
種の取り方、収穫時期などの育て方を参考にガーデニングを楽しんでみてはいかがでしょうか?きっと、あなたの心に幸せを運んでくれますよ。
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